■ 銀ちゃん、おにぎり弁当、時には狂気で。

ロックの日、6月9日に開業してから約1ヶ月。も、経ったんですね。いろんなことがありました。

5月中旬、母親応援ウェブマガジンmamacomodaオープン。同月末、転居。6月上旬、ついに輸入こども服NINACOMODA開業。ついでにムスメ4歳、水ぼうそうを発症し、楽しみにしていた保育園の遠足(須磨水族園)の当日、おにぎり弁当を背に帰宅命令。

それから約半月、ひとつひとつ勉強させていただきながら、心優しい友人たちの発注を、たどたどしくさばく毎日。ようやく月末の日曜、ムスメの無念を慮って須磨水族園へ連れて行った先で、アタクシ、階段落ちをしました。「銀ちゃん!」(←鎌田行進曲)

思えばその週は、灘駅の階段でも軽く滑落し、三宮ではどうやったのか上り階段で烈しくコケて両腿を強打する、という、明らかに「身体が怪我を選択している」状況(三宅安道先生「怪我や病気には、意味があります」)。雨の須磨水族園で階段落ちは、振り返れば当然の結果でした。

辛うじてぎっくり腰の再発は免れたものの、両足首アキレス腱周辺、肘、腿を強打し、身体の各所にひどい内出血。弱点の腰も広範囲に腫れて、歩くのもやっとという有様。どうも疲れが、ひどく溜まっていたようです。


でも、楽しい。
いまは押せ押せでショッピングカートを作りつつ、メールでの注文に対応しつつ、mamacomodaの取材+ページ作りをしつつ、7月からぶじ転園となったムスメの「ならし保育」をしつつ……。やっぱり大変なのだけど、それでも楽しいです。

身体中に痣をつくり、商品価格を2度も間違えて案内してはお客さんに平身低頭お詫びをし、「スペインと急ぎの連絡を取る」という無理難題に果敢に挑み、こうして思いがけずムスメが寝た夜にやおらPCを立ち上げてフラフラでブログを更新し、でも、きもちはとても楽なのです。

想像上の苦労より、リアルな苦労が、ずっと楽。
いまのところは、そう断言できます。


もちろん、いいこともたくさんあってます
今日も、「ほぼ日の『ラテン生活』のときから読んでました」という読者さんのお客さんからの商品お問い合わせ。連載開始はもう10年前です。なんてありがたい。
師匠の内田樹先生からの全面的なご支援も、涙、涙。
そして今日受け取ったムスメの新しい保育園の予定表を見れば、来週、なんと、須磨水族園に遠足とな! しかも同じ、おにぎり弁当をもって。

ひとつずつ、やれることを、やっています。
事業の方は、ショッピングカート完成後に、ビッグ・プロジェクトにかかる予定も……。いやいや、急いてはまたもや階段落ち。
ゆっくり、しっかり、しかし時には狂気で、進んでいきます。

行き倒れるまで、よろしければ、見てやってください。



▽リファレンス

俺俺

俺俺

素晴らしかった。p240「このとき初めて、『生きていてよかった』と感じた。」を、前の文章から続けて読んで、ぞくり。素晴らしい。


大阪人 2011年 07月号 [雑誌]

大阪人 2011年 07月号 [雑誌]

甲南麻雀連盟の方々のお名前がひしめきあっているけど、連盟会報誌ではありません。大阪嫌いの私ですが、なんか大阪良いかもと思っちゃった。