■ ドリームフィーバー、ユダヤ的フェニキア友の会、だいじょうぶかオレ。

ドリームフィーバー! じゃなくて、Dreamweaver。ウェブサイトの制作・管理をするこのソフトその他の使い方を短期集中でマスターすべく、昨日からPCスクールに通い始めた。相変わらず、我が家の定収入といえば子ども手当以外にないのだが、これは必要だと社内プレゼンで「社長」を縷々説得。ぶじゴーサインをもらい、子ども手当数ヶ月分の謝金を握り締めて、三宮にあるスクールの門を叩いた。

なにをしたいかというと、育児(というか、「子どもと育つこと」)を切り口としたミニ・メディア、mamacomodaの制作・運営。つまり、早春に思いついたこのプロジェクトに、育児本の翻訳が一段落ついて、ようやく戻ってきたのであります。インタビューのテキスト&動画または音声など配信を中心に、なんぞ「日本のママちゃんがちっとでも楽になること」を、ぼちぼちやっていく所存。どうぞ、よろしくお願いいたします。

もちろん、餅は餅屋。ウェブデザインは、やはりプロのデザイナーにはかなわないのは間違いない。ただ、「商売」に使うウェブでなければ、「素人の餅」でも、ある程度は美味しく召し上がっていただけるものができるのではないか。少なくとも、完成度が要求される「プロ」の仕事でないからこそ、いま自分が食べたいもの、必要と思われるものを、間髪入れずに作っていくことができるだろう。このフットワークの軽さが、いまは欲しい。

っていうか、いまのところ「商売」ではないmamacomodaに、「外注」なんてドンと気前の良い初期投資はできないという切実な事情もあるのだけどね。でも、ネットの「基本」はそこそこ労力を割いてキャッチアップしとかないと、これからどんどん盲目飛行になりそうだなあという予感もあり。

なおHTMLの、ごくベーシックな知識は、10年ほど前にネットで独習した。いま公開中のkanasol.jpは、フリーのテンプレートをお借りして、あとはHTML手打ちでぼちぼち作ったもの。正直、「すみません」という出来。しかも出産後は、ほとんど手を入れられていない。宅地なら、草ぼーぼーってところだ。廃墟と化すまで、あと僅か。こちらも、余力があったらリニューアルせねば。

というわけで、夢は膨らむドリームフィーバー。ちなみにスクールは、ネットで探して、いただいたお電話の声とご対応がとてもよかった、パソコン総合カレッジnoaさん。大阪、京都、神戸が拠点。とてもアットホームで、いまの私に最大限寄り添ったカリキュラムの提案と配慮をいただいた。初日終了時点で、大満足。がんばろうっと。


しかしこれだけでは金にならない。(←いつもこればっか) というわけで、これも懸案の輸入業を、平行して本腰入れて開業準備。しかしこれだけでは、つまり、好きな文章を書いていなければ、私は頭がおかしくなる。しかしそんな時間はない。ということで、娘の寝た深夜に3時間ほど、いますぐは金にならない文章をコリコリ執筆中。こちらは3月末に完成予定。

この「金にならない」文章を書いていて、スペインの大学で学んだフェニキア人の歴史を再び見返したところ、これが面白くてたまらない! というわけで今週は連日フェニキア人のことばかり考えていたところ、なんと同好の士(というか、あちらは地中海古代史専門の学者さん)と遭遇。オウ、アミーゴ! 向こうも、まさかフェニキア人に興味ある門外漢がいるなんて、と驚いてくれて、三宮のイタリアンで初回会合。鼻血出して、乾杯!

mamacomodaのサイトができて、kanasol.jpもテコ入れして、輸入業も始まったら、「ユダヤフェニキア友の会」も創設しなければ……って、だいじょうぶかオレ! その合間に、というかそのベースに、家族との生活もあるわけで……。ま、いっか。なるようになるでしょ。


なお、合気道熱も昂進し、ついに杖と木刀まで購入。最近の最大の課題は、「呼吸しながら、受けを取る」こと。息を詰めていては全身が硬直して、怪我をする。仕事だって息を詰めるんじゃなく、ふつうに呼吸しながらやれば、大怪我することはないと信じてっ。←というように「っ」で息を止めちゃうところが問題なわけだな、たぶん。

ところで、いま発売中の日本版ビッグイシュー、『今月の人(販売者)』が、ここでご紹介してきた阪急岡本駅前のおじちゃん。「武蔵」さん。先日は娘に、ギャラリーで見かけたという絵葉書をプレゼントしてくださった。たぶん、雑誌を1冊売った分の利益になるだろう。ありがとうありがとう。来週から、先天性の白内障の手術のため、数ヶ月お休みとのこと。頑張ってください。


【今日の社長】 車の保険の諸手続き。スペインからの免許書き換えで、ゴールドだったのが初心者免許になってしまったのが、つくづく痛い。しかしふたりとも、オートマはほぼ初体験。運転できるかしら……?


▽リファレンス

13日間で「名文」を書けるようになる方法

13日間で「名文」を書けるようになる方法

・読了。「あとがき」の最後の最後の一文、私が日々思っている(思いたい)こと。つまりそれだけ、高橋源一郎氏のことばで思考しているということだね:

「ことばの『正しい』用法は、もしかしたらひとつしかないのかもしれないけれど、間違いは、その間違いをおかした人間の数だけあるんだからね!」